逸品解説
-本殿内陣の扉-

永仁4年(1296年)重蔵神社本殿が建造され、100年後の応永4年(1397年)には本殿内陣の扉に朱塗りが施せられました。
しかし、海から吹き上げる潮風に破損が甚だしく明和5年(1768年)には塗師松本屋弥平次によって再度塗り替えが施されました。文献によりますと、江戸時代中頃には輪島にかなりの塗師の存在が認められ、地方特産化してきたことが知られます。
本殿は明治43年の大火のとき類焼してしまいましたが、しかしどういうわけか不思議にもこの扉だけが輪島湾海中に漂っているのを氏子が発見し、拾い上げ、翌44年11月に再建された本殿に使用され今日に至っています。

鎮座地の輪島は、日本海に突出する能登半島の北岸、外浦のほぼ中央に位置し、奥能登の中心として古くから栄えた。また漆器の町としても知られている。
重蔵神社はその輪島の東部、海近き神地に鎮座し、河井町2500戸あまりの産砂(うぶすな)神と仰がれるばかりでなく、鳳至一郡の総社として重きをなしている。社伝によれば、遠く崇神天皇の御代の鎮座とされ、「延喜式」の神名帳に載せられる鳳至比古神社、あるいは辺津比盗_社にあてられてきた。また重蔵権現、十蔵大権現、重蔵宮とも称され、神仏習合した堂塔伽藍が立ち並び、多くの社人社僧衆徒の奉仕するところであった。
明治39年に特別保護国宝建造物に指定された本殿は明治43年に炎上、その後、旧に基づいて再建されたのが現
在の本殿並びに拝殿である。

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